和瓦から洋瓦まで【足袋人切り裂かれ 編】

飛び込みの現場が入ってきて 突然忙しくなってます。
(うれしい悲鳴 ^0^ )

毎月の現場の工程はきちんとたててますが 飛び込みの仕事・天気の関係で多少なりかわってきます。その辺を上手にさばくのが 親方の仕事であります。
過去最高は 一度に18棟の現場掛け持ち!っていうこともありました。
(仕事請け過ぎー;)
その時は日々 まだかまだかと叱られながらも 何とか工期に間に合わせて仕事した記憶があります。
20代でパワーがあったからこそできたんですが 今では懐かしい思い出です。

まず朝から地蔵尊へ。

dsc02039.JPG  dsc02040.JPG (ほぼ完成。)

あとはテッペンの露盤が焼きあがるのを待つのみです。
薄い反りのしを使用する案もありましたが 今回は元と同じ仕様で・・・ということだったので断念。残念ながら遊ばせてもらえませんでした。露盤が小さいので水切のしは施工せず 留め工法でいきました。実はこのやり方・・・ 以前足袋人が小さいお堂の葺き替え工事をしたときの写真があり 参考までに2号に見せたところ 採用となりました。(真似すんなー ^^;)って指示したのはワ・タ・シ!

続いて観音寺市から坂出市に大移動。(1時間。)

dsc02087.JPG  (平板のブラウン。)

1200枚ほど揚げて 全部葺いてきました。(疲労困ぱい;)
もー真っ暗で写真なんか撮る気力もなく(≧-≦)仕方ないので途中経過の写真で。

dsc02086.JPG  (寄棟です。)

平板瓦の切り口は案外鋭く 軍手をはいていないと切り口で手を切るなんていうのはよくある話。
今回は手でなく 足袋人の地下足袋をズタズタに引き裂かれました。
許さん!とばかりに踏みつけてやった写真です。(^^)v
明日は棟仕舞いしてから次の現場に参上します。お楽しみに!

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コメント

  1. 次長 より:

    こんばんは。お久しぶりです。いつもブログ、楽しく拝見させていただいてます。瓦というものは実に奥深いものなんですね!これからどんどん寒くなりますので風邪に気をつけて頑張ってくださいね

  2. 瓦人 より:

    さすがに2号さんのお堂、非の打ちどころがありませんね。
    シマちゃん製福林鬼も、笑顔に見えます。
    それにしてもスーパートライの平板を、千二百枚も一気に葺き上げるとは、
    まさしく「スーパートライ施工」ですね。
    切り裂かれた足袋が、足袋人さんのゆえんです(笑)

  3. こんばんは 次長さん。
    どの仕事もそうですが その道を極めるのは非常に困難であり 瓦屋も
    もちろん例外ではありません。
    日々勉強であり 人の仕事を見ながら自分ならこうするとか あのやり方を真似てみようとか 好奇心をもって取り組んでいる人は必ず伸びてきます。
    10年20年先に自分の仕事を振り返り 恥ずかしい仕事はしたくない。
    いつも一歩上を目指してがんばります♪

  4. シマちゃんに ミニチュアの鬼瓦のサンプル頂戴って言っといてください。
    足袋人の兄弟子だけに ワタシからは言いにくいので^^;
    あの瓦がスーパートライとわかる瓦人さん よく見てますね。
    噂の風速100メートルに耐えると言われるブツです。
    淡路産平板なら1200くらいは楽勝なのですが この瓦 葺きにくいです。
    やりあげた代償として 只今腰痛再発です。