微妙な違いは職人の心意気

一ヶ月前に淡路島で〝火入れ式〟を行なった現場ですがようやく完成しました。築60年あまりになる建物の葺き替え工事でしたが下地を直すのに時間を要しました。

dsc00629.JPG とか・・・ dsc00635.JPG とか・・・

パッキン入れまくりです。やはり地直し・桁行きの寸法直しなどをきっちりやることによって仕上がりは大きく変わってきます。一寸ほど幅の小さい調整瓦というものがありますが隅先は仕方ないにせよ途中で入れるなんてことはまずありません。

写真はのし瓦の使い分け。

一階の隅棟と dsc00645.JPG 

dsc00642.JPG 二階の隅棟です。

できるだけ棟は低くして飾らないで欲しいということだったのでオール厚のし積みとしました。二階は反りのし・一階はほぼ直に近いのし瓦で積み上げています。この辺りは足袋人’sの判断に任せしておりますがやはりこんな風に隅の反りに応じて使い分けをしてくれたほうが親方は喜ぶってもんです♪鬼瓦は他の形状のものにしたかったのですが・・・母屋と同じので!っていうことで落ち着きました。
好き勝手にできる現場はそうそうはありません (^^;)

仲良しになった?ツバメたちともお別れをしてきました。

dsc00652.JPG (そんない寂しいのかい?)

えっ?違うかっ?

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