瓦屋として

大型で強い勢力を保ったまま台風19号が接近中です
現在の予想進路では関東直撃のコース
15号で大きな被害が出た千葉県の皆様の事を考えるととても心配です
同業者の仲間達も必死で頑張っている事と思いますが完全な復旧まではおそらく数年かかると思います
メンテナンス時期をはるかに通り過ぎた古い屋根はやはり被害を受けやすくそれは施工がどうこうとかではなく建てられた当時の基準が現代のそれと比較してもかなり緩いものでありこればかりは致し方の無い問題点とも言え一概に屋根だけの問題でもありません
地元・香川県は勿論の事 日本への上陸は避けてもらいたく心から思います
台風の目から離れていても大きな台風が来ると少なからずの影響は出ますので建築時より20年以上経過している屋根は一度点検する事をお勧めいたします

これも前回の台風で飛んでしまった修繕依頼現場です
セメントやモルタル・漆喰などを使用して『塗って固める』という修繕方法を取られる業者は本当の専門業者とは言い難くそんな現場は強風などで大概被害が出ます
この現場では結果的に落下した瓦は1枚のみでしたが他の部位に関してもこれから先の強風で落下の危険性が大きいということは写真からでも分かると思います

予算の関係も勿論そこには御座いますので今回は最低限の修繕のみで終わりましたが危険だということを伝えていく事も我々の仕事です
これから先もこの場を利用して何度も何度も同じことを呪文のように唱えていきます
甍屋の業務としてリフォームもやっていますが元々の出発が瓦屋ブログ
瓦無しでは当社は語れませんのでその辺をご理解の上御付き合いを宜しくお願い致します

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