2008/12/17 水曜日

今晩は筋トレいらず

category: 現場日記 — 足袋人(たびびと)

今日はお寺の現場に行ってきました。ここは他の屋根屋さんからの依頼物件です。

ありがたやー ありがたやー。


実は事前にこの現場は甍屋にふってくる!との情報が入っていたため段取りにいれれるように準備をしておりました(^^)v
いきなりだったら無理でしたね。
他社の仕事も自社の仕事も同じなんですが請けたからには工程に間に合うようにキッチリやります。

それにしても日々足袋人が顔をだす現場が違うような・・・。
日替わりで色んなところに顔を出すのは年末のせいだからですね。
どの現場もキリのいいところまではやっておきたいしこれも仕方ないか。

どこの現場でもそうですが足袋人は厄介な部分からやっつけていきます。

dsc01957.JPG (隅巴)

反りがキツイ隅先ではネジレのある瓦がないと納めるのがしんどいです。
逆に真っ直ぐな屋根にネジレのある瓦が入ってくるとこれまた難儀します。

お寺の正面には向拝といって飛び出た部分があります。
皆さんが手を合わす所の上の屋根のことなんですが・・・

この部分の屋根寸法が全く出ていないため割り付けで逃げております。

dsc01960.JPG (登り総縮め)

1センチ6ミリの欠き下げが200枚。しびれます・・・。

平行寸法もうまくいかなかったのでこちらは瓦の種類を変更して納めました。

dsc01962.JPG (中付け袖)

通常 瓦の外面に垂れがついてますがこの瓦は少々内側に垂れが入っております。割りが悪いときにはもってこいなのです!

dsc01963.JPG (こんな感じで)

空葺きといっても要所には土を入れ高さの加減をします。
下端に垂らしたチェーン目掛けて!

dsc01964.JPG (苦心の末)

誤魔化しながら そして高さも逃げながら 何とか納めます。
終わるごろには埃にまみれて・・・誇らしく(^^);

dsc01966.JPG (あら?)

確か空葺きって言われてたような\(^^;)

桟木で高さは出してますが やはり馴染み程度に土を入れたほうが落ち着きます。

それにしてもまるで上に向かって瓦を葺いているようです。

もしかして・・・

これは屋根じゃなく・・・

壁なのか?!
そんな錯覚さえおこしてしまいます。

dsc01594.JPG (17日の一言)

この言葉に救われます。

筋肉痛と闘いながら明日も壁を葺いてきます(^^)/
 

2008/12/16 火曜日

やるだけやる

category: 現場日記 — 足袋人(たびびと)

dsc01593.JPG (16日の一言)

大変とは・・・大きく変われるタイミング。決して逃してはならない。

でも・・・

大変な時はやっぱり焦りますよね。

dsc01946.JPG (大リフォーム)

10月半ばに屋根をハグった現場です。
基礎から補強しての大改造。
垂木も総入れ替えをしてましたがこの時期になって屋根ができつつあります。
もう年の瀬なのに。

どこまでできるか聞かれました。

足袋人 即答。

『できるとこまでやります。』
(色気もクソもないもろに普通の返答・・・)

平気な顔して言ってきました(^^)v
(ハラハラ・・・)

内心は動揺しつつ普通に言い切るプロ根性。
(ちと違うような・・・)

『どうか私にお任せを!』
(強引に話を終わらせます)

ふ~~~

思わず天を見上げると・・・

dsc01948.JPG (美味そうやなー)

現場に来るのが毎日楽しくなりそうです。
(盗むんかい!)

2008/12/15 月曜日

屋根を味わう

category: 新作瓦, 現場日記 — 足袋人(たびびと)

dsc01592.JPG (15日の一言)

はい その通り。
足袋人・・・自分にハッパをかけております。
ついつい後回しにしてしまうことが何かにつけて多く いつも直前になってバタバタしております。
今日はここぞとばかりに現場の片付け・集金・接客・現場打ち合わせと馬車馬のように仕事をこなしてきました。

dsc01937.JPG (完成!)

まもなくこの中にお地蔵さんが引越ししてきます。

dsc01934-3.JPGdsc01942.JPG (勝手な納まり)

風切り丸を流してみました。図面にはなかったけどこっちのほうが断然格好いい☆☆☆
勝手な仕様というと怒られそうですがいつもグレードアップしているので問題は起きません。

棟に使用している反りのしは3種類です。

2ミリ・4ミリ・5ミリの反り具合を段数ごとに使い分けしています。
きちんと選別しているからすっきりと納まるわけなんです。
ここがイケイケドンドンの屋根屋さんと足袋人’sの違いです(^^)b 
まぁイケドンは早さがウリやから仕方ないか・・・。安いしなぁ。
同じ土俵で勝負しても勝ち目はないので違う次元で勝負したいと思います。

でも最近は地元でも上手い屋根屋さんを発見したのでうかうかしてられません。

しかーし!

これがいいんです。

俄然やる気がわいてきて♪

dsc01941.JPG (本邦初公開)

鯉巴のお披露目です。つまり初恋なのです\(^‐^)/
(思いっきり字が違いますが・・・)

兄弟子が密かに隠し持っていた名作を奪ってきました(^^)v

どう?!甘酸っぱい感じに仕上がってるでしょ(^^)/

2008/12/13 土曜日

生みの苦しみ

category: 現場日記 — 足袋人(たびびと)

dsc01906.JPGdsc01906-1.JPG (フムフム)

なかなか面白い棟の納め方です。
今度アレンジしてやってみよう♪

現在現場で苦戦をしておりまして・・・何がって・・・

dsc01908.JPG (ガタガタなのです)

あかーん!
やり直しじゃー!!

というわけでボールチェーンでいい感じの弛みをだし 水糸を張りながら地直し中。

dsc01909.JPGdsc01910-1.JPG

以前 岐阜県の職人さんがお寺の工事をしていてそこへ『讃岐の足袋人という者ですが・・・』と訪問した時のことを思い出しました。

そこでは縦桟で地直し・そして横桟・とどめに縦桟という豪華な仕様でやってました。

確かにそのほうがいいと思います。

急がば回れ!

やり直ししようかな・・・(--);

dsc01590.JPG (13日の一言)

皆さん 感謝の気持ちを忘れずに☆

2008/12/11 木曜日

重要なバランス

category: 現場日記 — 足袋人(たびびと)

まずは先日完成した現場から。

dsc01699.JPG (大きい切妻屋根)

紐袖・のし3段で海津鬼使用ってローコスト住宅じゃあるまいし・・・こんな時は覆します。

dsc01703.JPG (普通袖が綺麗でしょ)

角瓦の垂れ寸法が足らないので少し前垂れ気味に取り付けます。
これで何とか通っているように見えます。(見えない???)

のし3段積みは別に構わないのですがこういう場合 鬼の寸法も必然的に小さくなってしまいます。建物の高さがある場合は特に小さくみえてしまいますので足袋人は鬼瓦を立てる位置を変え 大きい鬼を使用します。

dsc01707.JPGdsc01716.JPG (雅海津鬼瓦)

鬼瓦も通常のものよりも薄く 棟3段積みとの相性もいいです。

dsc01706.JPG (でも・・・)

巴&鬼瓦の両方を削って落とし込むため 手間は数倍かかります。
それでもやります!
なぜかって?
もちろん後世に残るものだから(^^)v
お客様にとっては一生で一番高価な買い物。最善を尽くします。

可能な限り(^^);

dsc01710.JPG (モノクロで)

屋根をいっぱい汚したままの撮影だったためモノクロで誤魔化して\\\(^^;)
柱に合わせて瓦を加工。遊び心です。別に暇なわけではありません。

今日の現場は小さなお堂に行ってきました。

dsc01893.JPG

予算は足りませんがこの大きさなんで もちろん小瓦で葺きます。
高価な上に枚数もたくさん必要なので完全に予算オーバーとなります(T-T)

でも開き直ると足袋人の決断は早いのは有名。(知らんて!)

経営者としての考えより職人としての意地とプライドが働くのです。

dsc01894.JPGdsc01896.JPG (まずは選別)

焼き物特有のネジレを一枚一枚細かくチェック。
その際に欠け等がないかも見ます。
正面にはネジレのない瓦を 裏は組み合わせて葺いていきます。

dsc01904.JPG (わかりにくいかな)

完成するのが自分でも楽しみです。

dsc01588.JPG (今日の一言)

この言葉にいっそう励まされます。

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