こちらでは降り鬼の筋結線が緩み棟と鬼瓦の間に隙間が出ていました
この状態で放置しておくのは勿論危険であり早急な対処が必要となってきます
棟下に隠れている地瓦までを撤去しその下にある木部より筋結線を出し直します
釘で打ち込む程度では棟の荷重に耐えられず抜け落ちる可能性もありますので面倒でもここまで手を掛けるのが基本です
こういった仕様の住宅も昭和時代には非常に多く建ちました
今の時代の新築市場では全く見なくなりましたがメンテナンス業務はこの先も続く重要任務
直せる人を残していくのが業界としての課題だと感じます