基本的なこと 2012/7/7 現場日記 同時進行中の現場の一つに以前の足袋人レターで告知していた新築現場があります。 両袖・軒先共にピシッと通った直線美。 二階屋根は地葺きを終了し今日から一階屋根です。 (基準水糸) 勘で真っ直ぐ通す程難しいものはありません。 それなりの段階を踏んではじめて正確な仕事が残せるのです。 軒先瓦の右側に 多少のからみをつけます。 〝瓦〟は焼きものです。 からみも取らず真っ直ぐ取り付けしてしまうと通りがガタガタに見えてしまいます。『からみを取る』ことは決して逃げではなく美しく魅せるための手法の一つだと思って下さい。 左側から見ると 一枚の板状に見えます。 過去の経験から勘でできるもの・・・ そうではないもの・・・ この両者の違いを履き違えることなく直線美の正確性を求めるなら昔から先人たちもやっていたはずのことを今もやっています。 (回想イメージ) まぁモノクロにしただけでウチの現在の仕事ですが。。。 ( ̄∇+ ̄)vキラーン