地葺きから反らす 2015/4/21 現場日記 お寺・山門・瓦葺きの下準備中です。 桟木打ち終了。 往々にして錘を付けたりして無理やり線を出すこともありますが今回はほぼ自然な糸弛み。最も美しい線と言えるでしょう。この屋根は軒反りがあります。棟も同じように反らしたいと思うのが普通です。 地反り。 空葺きが主流の現代。瓦の下にくるこの桟木で地葺きの線が決まってきます。棟をいくら反らすのか決めた後に横方向の割付毎に鎖を垂らしてこの高さを出しています。本堂クラスになるとこの作業で数日間費やすこともザラにありそれだけ重要な作業の一つでもあるのです。 どっさりと緊結線も出ました。