見積もりの内容が決め手 2015/4/28 現場日記 先月ご縁を頂いた現場を今日から着工しました。 瓦葺き替え工事です。 ここは他社との相見積もりでの一騎打ち。しかも相手が同業者ではなく畑違いの異業種さん。 結果。。。数十万円も高い見積もりで決めて頂きました☆ ウチは【いぶし瓦】を選択しましたが先方さんは【平板瓦】で見積もりが出ていたそうです。素人同然のお客様ですのでここで当然呼ばれるわけでして・・・何故こんなに金額が違うのか?という当たり前の質問が飛んできます。当社見積もりの中には外部足場・樋交換等の付帯工事も最初から折り込み済み。ここで少なからず金額の差異が発生します。それよりもなぜ【いぶし瓦】なのかということがポイントです。 下屋根がある葺き替え工事の場合。。。壁際の仕舞いをどうするかということを考える必要があります。既に元の瓦に合わせた熨斗水切があります。その上このお宅に関しては隅棟が壁に接触している為にその形に合わせた水切があることを忘れてはいけません。 壁際に注目→ 【平板瓦】で施工する場合この部分(瓦と水切板金の間)に大きく隙間ができるため壁の補修が必須となりますが見積もりには入っていません。地葺きが平板瓦で棟だけは熨斗瓦を施工します!というのならそれを見積もりで謳う必要がありますがどうもそうでもないらしい。追加工事がでる可能性は否めませんね~。 ここまで説明した時点でやはり屋根工事は屋根専門の業者さんが一番ですね!という流れになりました。パッと見の金額ではなく内容で勝ち取った今回の仕事。気持ちいいもんです♪ ちなみに先方さんはレッカー降ろしの見積もりと聞きましたが・・・ 甍屋は手剥ぎのタワー降ろし。集合住宅の真ん中で通行止めにまでしてレッカーを使用することなど致しません。レッカーに負けないくらいガンガン剥ぐパワーもあります(笑)