和瓦継承

今日から6月です
休校になっていた学校も新しいルールの下で再開したところがあると聞きました

足袋人家には県外の大学に進学している大学生が二人がいるのですが4年生の長男は現在就活中でして毎週のようにウェブ面接に追われています
実際に顔を合わさないというのは選ぶ側・選ばれる側の双方にとって大変なことです
そして大学3年生の長女はひたすらウェブ授業
学校に顔を出すのは今のところ最短で10月でいいそうです
物足りない大学生活ながら今できることをしっかりやってもらいたいと願うばかりです

さて。。。
三豊市三野町の瓦葺き替え現場です
元々の野地は不陸も酷く隅木もてりむくり状態でした
土葺きでそれを直しながら施工していた先人たちの技量は流石です
昨今では瓦の下に土を入れない空葺きが主流なので瓦を施工する前の下地の段階でそれらを直しておく必要があります
今回も時間をかけた地直しで相当修正をし違和感のない線を導き出しています
上屋根自体が若干丸みを持たせたムクリ屋根の為か勢いという視点で見ると全体に大人しいラインです
隅木自体の反りは少なくその分軒反り(のきぞり)も当初から抑えられています
隅棟はお施主様ご希望の井筒瓦で装飾
讃岐の屋根は何といっても井筒瓦がその特徴であります
減少傾向の中 絶対残していくべきですし伝えていくのが我々の仕事です
壁回りはそこまでの仕様は不必要とのことだったでこんな感じに仕上がってます
明日からは左官工事に入りますのでその期間 瓦施工部隊は他の現場へ逃避行させて頂きます
時期的に現場が立て込む梅雨前
間に合わない現場が多くなりますが皆様のご理解のもと日々現場を確実に進めていっています

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