四国霊場88ヶ所の現場着工

今日の”足袋人”は比較的のんびり過ごせました。
建国記念日】ということもあり 取引先からの電話が鳴らないだけでも全然違います。午前中は現場パトロールと打ち合わせで終了です。

dsc04430.JPG (その中の一軒)

実はこの屋根・・・石綿板といって薄っぺらい素材でできています。
ちなみに”足袋人”はこれを瓦だとは思っておりません。
建売住宅などで稀に見かけますが従来の商品は変色が激しかったためあまりおすすめはしていませんでした。
(例えそれで仕事を取りこぼしても正直に説明はします)
今年から新商品に替わったという事ですがコレが変色しないで何年持つのかは疑問です。知り合いからの依頼で仕事を断れない状況だったため請けましたが これがまた並べる職人がいない・いない・・・。施工単価の減少で近年ではコレを並べる職人もみんなやめたみたいです。いつまで探しても見つからないので【甍屋】スタッフ本体を仕方なく動かしました(--;

しかし見えない屋根やなー。だから石綿板なのかなぁと一人納得。

今日は変な電柱を発見しました。

dsc04432.JPG (継ぎ足し)

普通にこういう電柱ってあるのかも知れませんが”足袋人”は初めて見ました。
(こういうのもアリなんや)

午後からは結構バタバタしました。
明日からメクル予定のお寺の庫裏の足場工事が入っていたためです。

dsc04434.JPGdsc04437.JPG 

足袋人”・・・実は足場組立作業主任者の資格も持ってます。
ここではみんなに任せて【足袋人’s】は室内養生をしました。
古い屋根は葺き土がどっさり入っていることが多く メクリ中に天井裏にも相当量の土が落ちます。ですからメクリ前日は天井裏にシートをかけて天井板への落下を少しでも軽減するようにしています。

現場が大きいと この作業も大変です。

dsc04440.JPG (デカイよ ≧0≦;)

この寺院内でも発見がありました。

dsc04439.JPG (なんかないような気が・・・)

降り棟が根元から落下してました。
雨が漏ってないから構わないといえばそれまでですが 見た目が悪いでしょ。またそのうち直しましょうとはご住職の弁。非常に大らかな方です。

こちらは【四国霊場88ヶ所】の中のお寺だけに参拝されるお遍路さんの数も非常に多く 徹底した安全管理のもとでの工事となります。今回は屋根工事のほか足場工事・木工事も担当することになってますので”足袋人”はほぼ毎日のパトロールが必然的に義務付けられています。もちろん瓦葺きもやりまっせ~。長丁場となりそうですがその辺はうまく段取りしたいと思います。

最後にもう一つの発見をご紹介します。

dsc04314.JPG (見たまんま・・・イス)

打ち合わせで行った材木屋さんで見つけました。
端材になるような木もこうすればよみがえります。角もちゃんと面を取り なかなかGOODじゃないですか。褒めちぎって頂こうかなと思っていましたがそうは甘くありませんでした(^^);

明日は朝から瓦メクリ工事です。
気を引き締めて頑張ります(^^)/

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コメント

  1. 瓦人 より:

    石綿板という薄っぺらい屋根材(笑)を‘葺く’と言わずに、
    ‘並べる’といった足袋人さんにウケました。
    ふむふむ、お寺の現場はここですね?
    ウチのトラック野郎が勝手に瓦を降ろし逃げしてたらすんませ~ん(笑)

  2. 瓦人さん あの代物は並べるという表現以外は私には無理です。
    しかし無くならない商品ですね。
    あれは瓦屋の仕事じゃないですよ。
    お寺に既にGAINAがあったりして・・・^^;
    恐るべきブラザーズ!!!