本日の旅は100キロ

今日も打ち合わせ・現場・打ち合わせ・現場とハードスケジュールでした。
打ち合わせなしで現場に入るとろくなことはありません。
絶対不可欠なんです。が!
悲しいかな・・・その影響で今月のうち足袋人が現場にでた日は15日あまりでないでしょうか。進行中の現場の遅れは目を覆いたくなるばかりです。
取引先の方々には多大なご迷惑をお掛けしております。この場を借りて
ごめんなさい』(--;)

まず朝イチは次の現場の瓦割に行って来ました。
屋根寸法を瓦寸法で作ってもらいます。箕甲の落ち具合・屋根の開き具合・・・すべてにおいてこちらの言い分を通します。適当に作られた屋根にいい屋根はありません。そしてそんな職人の作る家にいい家もありません。図面上で寸法を指定することも多くなりましたがやはり最終確認は現場です。

dsc05377.JPG (離れです)

玄関とちょうど重なるように見えますけどここまで派手な屋根にはいたしません。少し控えめで・・・と棟梁から指示を受けてます。ちなみにここの棟梁とは今回が初取り引きです。(ありがとうございます!)いやでも気合が入るところですが・・・讃岐らしい棟積みをしようかなと思います。

そして現場に合流!

dsc05386.JPGdsc05387.JPG (時すでに遅し)

なんと完成してました(^^);
しかも誰もいないというおまけ付き。少し寂しかったです。

その後はまた打ち合わせです。その道中・・・

dsc04765.JPG (ん・・・?!)

多くは語りません。何でもありの世界です。

こちらは一品モノかな?

dsc04805.JPG (特殊な鬼瓦)

懐かしい現場にも寄り道してみました。

dsc05311.JPG (神社)

2年前に足袋人が職長で施工した現場です。
ここの本体の建設会社もこの時が初取り引きでした。初対面の社長さんにとりあえず葺かせてください・・・気にいらなければ何回でも葺き直します・・・と懇願したのを覚えています。ちなみに他社の安い見積もりで請け負ったので結果大赤字(Τ-Τ)その代わりにその後の仕事は来るようになりましたが(^^)b

dsc05314.JPG (敷平の合端)

木は離れても瓦は動かず!です。
この建物は原型があり屋根の納まりも元のように・・・ということでした。
(もとの見てないし・・・)
棟積みはこってこてです。鬼瓦は古いものを焼き直し。寸法が足りなくて難儀しました。っていうか全然足りずに台を敷きましたが。元は何で納まってたの?って感じです。
ここでおもしろいモノをお見せします。

dsc05315-1.JPG (わかるかな?)

棟を宙に浮かして雨の流れをよくする秘技【空中棟施工】!慣れたら簡単です。

またたまに裏技公開します(^^)/

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コメント

  1. 瓦人 より:

    いやいや、なかなか慣れないですって!!(笑)
    まさしく‘裏’技ですね。凄いっす♪

    そのあまり多くは語れない屋根・・・
    ある意味大きめの‘モザイク’に見えるのは瓦人だけでしょうか~?
    向拝(スガル)の納め方・・・かなり斬新ですね(笑)

  2. 大工の源さん より:

    はじめまして。広告見て初めてホームページを拝見しました。大工仲間から社長さんの噂を聞いたことありますが一緒に仕事をしたことはないし面識もありません。その人は頑固な瓦屋だけど仕事は誠実だと言ってましたよ。僕は雇われですが自分の仕事がもし入ったら、甍屋さんの、いや社長さんの仕事を自分の目で見てみたいです。その時はお手柔らかにお願いします。

  3. 瓦人さん。
    慣れるまで特訓しましょう!キミならできるはず!!
    多くは語れない屋根は語ったらダメですって。
    終わらなくなります。
    葺いた人はある意味根性あります。

  4. 大工の源さん。はじめまして。
    頑張って是非親方になってください♪楽しみにお待ちしております。
    頑固・・・?
    はて?
    何のことやら??
    私は滅茶苦茶フレンドリーですよ^^b
    心配は無用っす!