喜びは共にわかちあい 困ったときには無償の愛で助け合う。
親兄弟・女房・子供達・・・それ以外にも家族はいます。
それは・・・
足袋人一人で仕事をやっているのではありません。
全くの他人でありながら 同じ志を持つたくさんの仲間に助けられて日々の生活をしています。
多くの企業がある中から甍屋の仕事を選んだ曲者揃い。
足袋人はかなり厳しいことを言います。
しかし間違ったことを言ってるつもりもありません。
全ての責任を担う以上 足袋人の言うことがルール・鉄則なのです。
厳しさだけでは人はついてきませんのでその分愛情も注ぎます。
(ちょっとキモイ表現やな;)
仲間達の顔色は常に注意深く見ています。機嫌をとりながらの毎日です。
もっと気楽な組織はたくさんあるのにねぇ・・・と思いつつ根底にある考えを曲げる気は甚だある訳もなく みんなが充実感に溢れ誇りをもてるような仕事を用意する!もちろん足袋人も一緒に汗を流して現場には出ます。
共に満足できる日常を送ろうではないか!と声高らかに雄叫びをあげています。
こういう部分の施工は皆でします。
勾配の確認・ネジレの使い分け・瓦のノサカギ・・・などボソボソ呟きながら取り付けていきます。
『ここはこうだからこうやな!』 (早口言葉ではないでー)
賢い人間・そして欲のある人間なら手元についておきながら納め方を習得していきます。向上心の強い職人は独り立ちもびっくりするくらい早いです。そこには師弟関係が生まれますがあくまで同じ現場で働く仲間同士。足袋人も含め全員が成長してばいいわけです。
足袋人’sのキズナは深いのです☆☆☆