苦労せずしていい屋根はできぬ

いやぁ 今日も暑かったですねぇ。 実際の気温以上に屋根上の体感温度は恐ろしく高く感じます。しんどくなる前にこまめに休憩するようにしています。その時はみんなの顔色見ながら大体がアイコンタクト。つうか声にもならね~よ!そんな感じです。特にとっかかりの朝イチ。そして昼イチ。案外へばるのが早いですね。その後は惰性で頑張っています(^^ゞ

現在足袋人のやってる工事は築80年の屋根葺き替え現場です。野地の暴れと屋根寸法の悪さにてこずっています。大まかな地直しを終わらして瓦揚げ。後は瓦を葺きながら土を入れて持ち上げてみたり逆に沈めてみたりしながら納めています。寸法の狂いは・・・当然直します。調整瓦といって5分から1寸小さい瓦もありますが隅先以外でそんなの使うことはまずありません。あくまで屋根を直します。

dsc03807.JPG (すがるだらけの一面)

こんな形状の屋根に打ち合わせもせずに綺麗に瓦が納まることはほぼ奇跡。よって葺き替え工事では頭を悩ます箇所でもあるのです。で・・・どうするかというと・・・

dsc03809.JPGdsc03811.JPG (オジンガーZ登場)

屋根を根本的に直してしまうのでした。破風板を一旦外して桁だろうが母屋だろうが切ってしまいます。少々なら品板で加減もできますし。こんなことを計算して見積りしているはずはなく当然手間代の持ち出しにはなりますがそんなことは気にしない(^^)v 
後々になってまたやってしまった・・・とお小遣いを減らして・・・(;^‐^A
パッと見ではとても大変そうに見えますが何たって仕上がりが違います。
やってる自分達の充実感が全然違います。
他人に仕事を見られて後ろめたい事も一切なし。

みなさん 良いことは真似してみましょう♪

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コメント

  1. ちまちまやるより、思いきりがたいせつですね!
    結局そのほうが手間が掛からずに、すっきり納まりますし。
    みなさん 良いことは真似してみましょう♪

  2. 瓦人 より:

    それに輪をかけてまだ余計な手間をおかけしてしまいまして…(汗)
    でも「なんとか、おさめ切る…」そんな職人魂にしびれます(笑)
    それが将来、天地ほどの差が出る部分なんですよね。

    見る眼の肥えた元請けさんたちが増えてほしいですね。

  3. さすらいの絵描きさん。
    同じ考えの方がいて良かったです。
    でもやらない人・・・多いですよね。
    差別化できてその方がいいんですが^^/

  4. 瓦人さん。
    どんどんしびれてください。
    私も手が痺れていますから^^;
    苦労は買ってでもしないとね♪