現在工事中の屋根工事もいよいよ佳境に入りました。
暑い中でののし瓦の選別作業。
雨の日に倉庫内でやれば一番いいのですが今回はギリギリまで棟積みをどうしようか足袋人が迷った挙句仕入れが遅れたためにこんな羽目になってしまいました。今回ののし瓦は目視で5パターンに選別。
①大反り
②中反り
③ちょい反り
④直
⑤ムクリ
この5種類を用途によって使い分けします。
ムクリ系はこの現場には適さないので台のし(一段目)用にカットする側にもっていきます。
振り分けが終わると棟積みに入ります。
今回は手間のかかる一階屋根から施工することにしました。
この現場は破風部に風切丸を2本ずつ全ヶ所に流しています。
壁際の水切のしは素丸の上で積むような瓦割り。全て事前の計画があるからこそこういう仕舞いができるのでした。
屋根寸法は仕上がりを大きく左右する重要なポイントの一つなのです。