久しぶりに綴ります

この度の東北地方太平洋沖地震により、お亡くなりになられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様のご無事をお祈り申し上げますと共に、避難生活を余儀なくされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
地震以降に行われた地元・瓦施工組合での理事会でももちろんその話で持ち切りでした。瓦業界でも【四国ブロック災害対策支援組織】というのがあり私は香川県内の外部連携委員会・副委員長という役を任されています。県や市町村の担当課と連絡を取り合い相談窓口の設置・手配が主な業務です。微力ではありますが屋根工事業を営む者として今できることに誠心誠意努めてまいります。
仲間からの連絡ではまず物資が足りない。ただ輸送ルートも確保できない。もちろん人的(屋根工事業としての)支援も要請されています。そんな状況の中 建築資材の中には当分の間全く入手できないものもありこのことは今後の建築市場に大きく関係してきます。すでに新築工事・改修工事問わず相当影響がでてきてはいますが・・・。
今回の災害で物理的・人的損害が全くなかった地元では当たり前のように仕事ができています。何を呑気に・・・と自分でも思う部分はありますが地元で依頼されている仕事を勿論疎かにすることはできません。お客様から信頼され屋根工事を請け負っている訳ですから私にはその責任があります。
平和が当たり前すぎて・・・被災地のことが非現実的すぎて・・・。
しかしながら現在起こっているいることがまさに現実。
そのことを常に念頭に置き今の立場にある自分を見つめながらで日々を過ごしたいと考えています。

足袋人は〝瓦葺き職人〟です。大勢の仲間と共に屋根に息吹を吹き込むことを業としています。オーナーとして仲間の生活を守るという責任を負っています。
そして・・・
二児の父親でもあります。

今日は息子の卒業式でした。

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子供たちを守っていくのも足袋人の務め。理由なくとも子供達は親を頼りにし又それに応えるのも親。
卒業生の6年生全員で最後に合唱した 〝YELL~エール~〟に涙しました。
ビデオを持つ手を震わせながら色々な想い出が流れそして被災地の方々の無念さとも重なり合い泣かずにはいられませんでした。

被災地への援助は個人的にし 日々足袋人に求められているのはリーダーシップと責任感。
モラルは兼ね備えているつもりです。

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