孫の代まで 2011/10/4 現場日記, 古瓦 足袋人3号がコツコツやってた現場を今日からみんなで追い込みにかかりました。 2階隅棟の納まり。 手前側の既存屋根も葺き替え時期ではありましたが将来解体の可能性があるそうなので今回は取り止めに。取り合い部分はステンレスの谷を大きく入れて詰まり気味だった水の流れもよくなりました。 漆喰の台には特製・素丸面戸を。 苦肉の策ではなく臨機応変と言った方がいいでしょう。 起こし具合で対面の地葺きの高さと合わせています。 2階の棟巴には 既存の巴瓦を使用。 鬼瓦とのバランスから言えば少々デカイですがこれはこれで味わい。お施主様のお気に入りの一品ということもありこれは使ってあげるのがセオリーです。状態から見ても交換する必要もなさそうですし何と言ってもこのデザイン。お孫さんもきっと喜びます(笑) 所有者の気持ちが分かる足袋人なのです。 (o ̄∀ ̄)ノ”ぁぃ 瓦の方は もう一息です。 こちらは葺き替え工事以外に外装も依頼されているので屋根工事が終わると水切り板金・焼き杉張り・樋工事と沢山の作業があります。気が緩むのはまだまだ当分先。今月いっぱいお世話になる予定でいます。