自然に『スーッと』です 2012/2/9 現場日記 ルーフィングの状態でずっと待って頂いてた現場に帰ってきてます。 (軒瓦) 今回は〝ベタ万十〟でいきます。 丸っこい玉の部分がフラットになっているこの〝ベタ万十〟ですが足袋人が好んで使用しているものの万人ウケするわけではありません。ノーマルでいいというお客様も大勢いらっしゃいます。其々の屋根のイメージでプランを立てていくことが重要でありお客様が本当に望まれるモノをチョイスすることが大切です。 瓦を葺いている写真はこの部分のみでして現在大幅に地直し中。 基本空葺きなので不陸調整は必須。極端な部分は野地板の下で大工さんも手を入れてくれてますが細かい所は自分たちで直さないといけません。棟際から軒先にかけて自然な弛みにするにはオール改善の余地がありましていつもながらここに時間を取られています; 軒先を持ちあげつつ 『スーッと』 です。 言葉にすれば一言ですがトコトンやってたら一日は十分にかかる作業です。