純和風の家にはいぶし瓦が似合います

以前屋根工事でお世話になったお宅へ新居完成祝いのプレゼントを持って訪問してきました。

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一昨年に上棟したっぷり一年間をかけた工期。
元々この辺りはそれが当たり前の地域でした。
甍屋工事も昨年一月から着工し途中現場を空けたりしながら二ヶ月間の長丁場。

『慌てることなく腰を据え持ってる技量を如何なく発揮する場に・・・』

施工に携わる者皆がそんな気持ちで築き上げた純和風の大きなお宅です。

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【屋根仕様】

淡路産復刻版鎬桟・ベタ万十軒・千枚袖・御所鬼・降り棟なしの刀根丸筋二列(意匠的配慮)
陸棟は肌のし2段を7寸勾配積み・ 割のしは真ん中から4寸勾配で積み始め鬼際で5寸勾配
隅棟は反りのしを使用・捨てのし1段

仕事柄工事が終わると顔を合わすこともままならないのが普通ですがそうではなく個人的に長いお付き合いができれば最高の幸せのような気がします。

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コメント

  1. 瓦人 より:

    ん〜、提案〜完工までのいろんな苦労話が思い起こされますね〜!
    目一杯の技量と知識と経験と材料と・・・妥協を許さなかった親分の勝利ですね^^
    まぎれもなく100年先に喜ばれる仕事です!
    その意味で、一軒の文化財の完成ですね!!

  2. 瓦人さん☆

    家をデザインする時に屋根瓦の仕様についてあまり考えていない方がまず大半の中…
    一歩も二歩も踏み込んでこの家にはこれだ!っていう舞台創りから始めないといけません。
    『普通でいい』と言われてもコッチはどれが普通なのかがわかりません(笑)
    ハウスメーカーが推奨する屋根が普通と言うなら一級技能士はそもそも要らないのですから。
    100年後に屋根を見た人たちが見惚れるような屋根創りは地道にコツコツしかありませんね~♪