今後の目安は6寸までOK 2014/10/29 現場日記 今月中に完工を!という約束どおり少しばかりの余裕を持って雨漏り修繕現場へ。 築15年というまだ新しいお宅です。ここかな?!という場所を推測し確実に的を押さえる為にもいつものように天井裏に入ることにしました。 が・・・ 今回は本当に狭い;;; 垂木同士の隙間は6寸(約18センチ)しかなく逆に考えれば垂木の詰まった頑丈な屋根であるとも言えます。雨さえ漏らなければ良かったのですが。 『アウト!』 身体が厚いのか服の着すぎなのか?それともそもそも無理な話なのか? 『選手交代しときますか!』 『OH!!』 やってみなければ分からないものですね(笑) ちなみに足袋人なら確実に入りません; 場所的中しました☆ 寄棟屋根の場合往々にして台のし瓦等の熨斗積みに問題があります。今回はその下にある地葺き。 勝手瓦の入れ方が基本的に間違っていました。隅棟芯でカットする瓦は下に来る瓦よりも上の瓦を小さくする必要があります。素直に切りすぎると上の写真のように受けた雨水を隅棟中に流してしまうことになりこれについては瓦葺き職人の常識ともいえる施工法でもあるのです。 葺き土はビチャビチャ。 【瓦の下に浸入した雨水は棟芯に打ち込まれた鉄釘の元へ。おそらく施工当初からこの状態ではあったが雨水によりその鉄釘が腐食劣化。釘穴だけが大きく残りそこをつたって結果的に雨漏りに。】 こんな修繕報告となりました。 これで 止まります☆