待ってました!ではありませんが・・・
まさかの雨スタートになった本日。
合端(あいば)仕事が平日の昼間にできる恵みの雨でもあります。
間に合わない時は一人夜なべで作業をしたこともしばしばありました。
闇夜に包まれた加工場で電気を点し一文字軒瓦(いちもんじのきがわら)の合端300枚とか泣きそうになる現実も経験しました。
『自分しか施工できないのでは駄目だ!』
そんな体験があるからこそ人材育成をするようにもなり現在はスタッフ全員がこの合端ができるような体勢も整っているので随分と違ってきました。
袖瓦の加工。
合わせた順番を書き込み現場でもその通りに取付します。
こちらは一文字軒。
焼き物の瓦はそれぞれに癖があり全てが同じように納品される訳ではありません。
多少の手を入れないと合うべきものも合いません。
隙間のない仕事をするというのは大変ですがそんな仕事に拘りを持ち続けることで選ばれることもあるはずだ!と信じて疑いません。
外の仕事は天候に左右されます。
世間では雨で休む職人も多い中 この仕事をし続けることで休む必要もなくなります。
来年の分も既に計画中で倉庫で出番待ち。
久しぶりの中付け刻み袖(なかづけきざみそで)を考えております。
仕上がれば勿論『スカッと爽快』な屋根になることは間違いありません。
乞うご期待下さい。
そんな仕事と共に現代にマッチした志向を持ち合わすために勉強することも怠りなく。
昨日行って来ました。
四国中から勉強熱心な同業者のみが集まりました。
屋根の重量に対してどれほどの壁枚数(壁の耐力)が必要なのかなどを学びました。
経営者の資質として また知識としてこんな勉強会は欠かせません。
貴重な時間でした。