新築門の一文字葺き

三豊市三野町の新築現場・瓦葺き工事が無事終了
今回の土俵は門でした
ここまでしっかりと拘り木造で建てる門って近頃本当に見かけなくなりました
予算ありきの現実問題
この先ますます減っていくであろう我々の土俵の一つです
使用瓦は1坪に80枚も入るという小瓦判
建物の大きさに合わせた瓦のサイズバランスも重要視しています
全体にスッキリと
出しゃばらないようにシンプルにというご要望でした
鬼瓦は一般的な山側(桟の上)ではなく谷側に立て少しでも大きく見えるように配慮
ひとまず完成ですが。。。
門を建てるときに壊れてしまった塀の修理も勿論頼まれています
製造メーカーは既に廃業
産地に住んでいる同業の仲間に連絡しましたが地元の人たちでさえもう手に入らないとのこと

本当に全くないそうです 
一枚たりとも…

同じものを再現する流れで既に発注しておりますが手作りで数枚だけながらその納期は一ヶ月以上
金額もたまげるほどプライスレス
塀瓦の材料代が今回の門の瓦葺き工事よりも高額になるという珍現象になってしまったのは大きな声で言えないのでここに記しておきます

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