こちらは坂出市内の瓦葺き替え現場です
前回の工事記事は右の☆マークをクリックで確認できます→(☆☆☆)
瓦葺き替え後…
左官工事→板金及び樋掛け替え工事→外部足場撤去工事と工程は進み最後の現場清掃に行ってきました
左官仕事ついでに目についた漆喰剥離部も補修
身体が入らない狭かった位置もクリア
今回葺き替え工事をしなかったセメント瓦屋根との取り合い部は本谷のみ交換としました
既存の壁際水切の上から…
外観上の見た目を良くする目的で新たな水切も設置
この作業が屋根上での最終仕上げ仕事となりました
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では…
全体を見ていきます
常日頃の業務から異質を放った部分はココ↓↓↓
軒巴瓦と丸瓦を再使用することで新旧の瓦をMIX(上屋根妻側面)
装飾のある棟瓦も再使用
鬼瓦・帆立瓦も同じくです
全景です
いぶし銀の瓦とは一味違う銀古美
施工時から古色を発揮するのがとても印象的です
6月半ばより3ヶ月半に及ぶ改修工事
最初ご連絡を頂戴してからは半年間のお付き合いとなりました
ちなみに…
最初の足袋人レター記事はコチラです→(☆☆☆)
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当社に工事依頼をされたのはこちらの御子息様
仕事の関係で海外に住まわれておりメールとLINEでやり取りをしながら話を煮詰めていったことがまだまだ脳裏に残っています
地域的に当社のホームグランドからは少々離れてはいたものの…
『待ってでもお願いしたいです』という熱いラブコール
実はこの時すでに夏ごろまでの工程の目途がそこそこついていたタイミング
無理やり業務の中にねじ込んだ結果…
他の仕事をお断りされることにはなりましたがそこに後悔はありません
自己責任での判断です
結果的に素晴らしい仕事に巡り合えた記憶がこれから足袋人の思い出として刻まれるはずです
御年93歳の古民家再生
ご自宅屋根に本葺き瓦を使用するという稀有の離れ業
脈々と歴史が受け継がれていきます