三豊市内で現在進んでいる改修現場から「ちょっと見てほしい」と連絡をもらって、行ってきました。
軒先のラインに段差がある『スガル』と呼ばれる屋根なんですが、今回の外装改修に合わせて「真四角にすっきり揃えたい」というご相談です。

数日待って現場に行くと、大工さんがすでに元々の壁を引っぺがして、新しい下地を組み上げたところでした。

「足袋人さん、そっちの瓦葺き終わったらさ、ついでに壁のノシ瓦ももう1段足しておいてよ」
「大工さん、それ『ついで』の量を超えてないかい(笑)」
言葉通り、新たにできあがった屋根の瓦をきっちり葺き上げまして…
その『ついで』とやらにとりかかります。

元々あった1段のノシ瓦の上に、もう1段積み増していく作業。
実はこれ、このあとに『ノシ水切』という板金(金属の板)を被せるので、出来上がってしまえば2段目の瓦は外から一切見えなくなります。
見えなくなる場所だからこそ、手を抜かない。

「終わりましたよ、ついでの50枚が(笑)」
「50枚もあったんか! ついでとか言って悪かったな」
「しっかり代金用意しておいてよ〜」
そんな会話が飛び交う現場。
昔からの顔なじみだからこそ言える軽口です。
半分本気、半分ジョーク(笑)。
和気あいあいと、でも手元は一切妥協せず、無事に納めてきました。
ちなみに今日のお昼はお気に入りに登録しているうどん屋さんへ。 
いつもと違うのは、お盆の左上に「アン入り焼き餅」が鎮座していること。
野菜天 < かけうどん < いなり寿司 < 餅。
これが私の、個人的な好物順位です。
炭水化物に炭水化物を重ねるのが香川の現場メシです。
【今回の施工まとめ】
現場: 三豊市詫間町
作業: 外部改修に伴う屋根瓦葺き・ノシ瓦1段積み増し
他のお宅で過去に行った瓦補修や漆喰工事の様子は、 三豊市・観音寺市施工事例一覧にも写真を載せています。
「瓦1枚のズレ」や「樋の掃除」に、当社がとことんこだわる理由。
少しだけ、私の個人的な話をさせてください。
ありがたいことに、私は過去に「全国技能グランプリ」という職人の大会で全国3位をいただいたことがあります。一緒に現場を走っている相棒のスタッフも、「技能五輪」で全国2位に入りました。
香川県内でこの賞をもらった瓦職人は、あとにも先にも私たち二人しかいません。
……でも、これ自慢したいわけじゃないんです。賞状を壁に飾って満足するために、毎日泥だらけになって技術を磨いてきたわけじゃないからです。
全国の猛者たちと競い合って身体に染み込ませた技術や目利きって、何のために使うか。
今日みたいな「一筋縄ではいかない現場」や、「どこから漏れているのかサッパリ分からない雨漏り」に出会ったとき、一発で原因を見抜き、無駄なお金を1円もかけさせずにサクッと直すためにあると思っています。
「瓦がたった1枚ズレているだけなんだけど、こんな小さなことで呼んだら嫌がられるかな…」 「樋に葉っぱが詰まっている気がするけど、高いところだし自分じゃ登れない…」
そうやって申し訳なさそうにご連絡をいただくことが、本当に多いんです。 でも、どうか遠慮しないでください。
屋根の傷みは、最初の「ちっちゃな異変」のうちに直すのが、一番お金がかかりません。放っておいて大掛かりな工事になってしまうのが、同じ地元で暮らす職人として一番心苦しいんです。
セカンドオピニオンで構いません。ご近所のちょっと頼りになる職人に「これ、どう思う?」と声をかけるつもりで、気軽に使ってください。
【ご相談・お問い合わせについて】
甍屋(いらかや)は、三豊市を中心に観音寺・丸亀・高松など、香川全域の屋根をお守りしています。
営業マンみたいな「売り込みの電話」や「しつこい訪問」なんて絶対にできません(というか、そんな度胸も時間もありません笑)。どうぞご安心ください。
◆ お電話で話したい方(お急ぎの方・声を聞いて安心したい方)
電話番号: 0875-56-2166
電話には、私(足袋人)が直接出ます。 営業の担当者ではなく、毎日屋根の上で汗をかいている職人本人が直接出ますので、「なんか屋根のあたりが変で…」と、見たまま・感じたままを教えてください。
※昼間、高い屋根の上で作業をしている最中は、安全のために電話に出られないことがあります。着信を残していただければ、安全な場所まで下りてから、必ず私から折り返しお電話します!
◆ メールで気軽に相談したい方(24時間受付)
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