回顧

某所に提出しないといけない為 現場写真の整理をしていたところ古いパソコンの中から懐かしい写真がたくさん出てきました。
こちらは足袋人が初めて〝本葺き瓦〟を施工した現場です。
110311blog-2011-03-11-17-50-19.JPG110311blog-2011-03-11-17-51-01.JPG (写真は小さめです)
まだまだ刺々しさの残る20代後半の頃の写真です。
足袋人が若いので手元はもっと若い衆です。
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現在の施工手順・納め方とはやや違いがあるものの当時は精一杯でこれでした。
110311blog-2011-03-11-17-52-13.JPG (珍しい記録が残っていました)
地葺きの手元は・・・足袋人’マザーです。
現場が忙しくて若い衆の手が取れないときはお袋に手伝ってもらってました。
もともと身軽で屋根の上もへっちゃらなお袋で良かったです。
この建物は民家の門なのですが・・・
地元でも名前を一度は耳にしたことはある名の知れた〝宮大工〟さんの最後の作。正確には〝原寸図〟だけ残し不慮の事故によって逝ってしまいました。
生前一度だけお会いした時に・・・

『えらい若造やな。はっはっはーーー!』

と笑い飛ばされた記憶があります。
決してお前でダメだ!とは言わずその代わりに・・・

『しっかり頼むわな。』

と。
そんなプレッシャーに包まれた中での仕事でした。 
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今 写真を見ながら振り返ると色々と変更したい部分も見えてきますが当時必死でやったことに対しての記憶を大切にしたいです。

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反省することすらしなかった若造が少し大人になりました。

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