素晴らしき日本家屋

渾身の力作。

屋根坪約70坪の大きな新築和風住宅。

今回の与えられたテーマは  『すっきりした感じで格好良く!』
細かい指示は軒先の万十軒瓦くらいで後は甍屋お任せコースに。
信頼関係で築くことの出来る仕様でした。

こんな現場はプレッシャーもありつつ意気に感じ職人としての火が灯ります。

切妻屋根の魅せ場はやはりケラバ。

短い葺き足でリズムを刻むことができる中付け刻み袖(なかづけきざみそで)でバランスを取っています。
普通袖(並袖)のスッキリさも綺麗ですがシンプルになり過ぎないようにここで重厚感・高級感を表現し他の屋根との差別化を図っています。

棟積みは 薄のしを目地積みで施工する甍屋得意のやり方。
瓦の選別・使い分けをすることにより美しさを出すことが出来ます
高さ的には厚のしを積んだのとほぼ変わりませんが目地を取ることによって発生する陰影がこれまた美しい。

肌のし1段の上に割のし4段の合計5段・素丸納め。
鬼瓦は京海津。
風切丸を端部各所に2列配置しました。

この家は機能性にも長けた仕様になる見込みでしてこれから先が楽しみです。

軒の出・破風の出も800から900と非常に大きく雨風によって壁が打たれることも少ないと思います。

日本家屋は素晴らしいですね。