材料選択の重要さ

昨年末にご相談を頂きましてから方向性を綿密に打ち合わせ
暖かくなってから着工しましょうと決定していた新しい現場を今日から開始しました

ようやく天気も落ち着きまして気温も春らしく
着工には持って来いの一日となりました

現場は高松市内
高速道路を利用すれば片道一時間かからない距離
近いもんです

この現場は築13年まだ新しいお宅です
なぜこのタイミングでの葺き替え工事になったかと言うと・・・  北面の屋根と壁の変色がどうにも耐えられないというお客様からの要望でした

既存屋根材は今はなき『モニエル瓦』で施工されています
モニエル瓦とはヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で乾式コンクリート瓦に分類されます
主な内容成分がセメントであるため塗装しなければ瓦自体に防水性能はなく塗装を永遠に繰り返すか葺き替えをするしか延命はできない訳ありの瓦です
13年前にこの瓦を提案した設計士さん・工務店さんにも問題が大アリなのです

色の問題で発生した今回の葺き替え工事でしたが屋根を剥ぎ出すと雨漏りも確認できました瓦を引っ掛ける桟木(さんぎ)も細く薄い規定外のものでした
21mm×12mmでしょうか
当社の場合ですと最低でも幅30mm×厚さ15mmは使用しますのでこの辺の物足りなさも見た目にも感じてしまいます

工事後に見えなく部分だからこそキチンとやり遂げる心がないといけませんね

既存下葺材の上からもう一枚改質アスファルトルーフィングを重ね張りし本日の作業は終了

天気の良い間に一気に追い込んでいこうと思います

これから家を新築される方や葺き替えを考えている皆様は今一度屋根材の選択が間違っていないか専門業者にアドバイスを受けることをお勧め致します

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