師匠との再会【足袋人固まる; 編】

本日は昨夜 急遽決まった瓦葺き替え現場です。
夜中に段取りしといて良かったー。

dsc01995.JPG (地蔵尊です。)

dsc01996.JPG (この露盤は焼き直して再使用します。)

結構交通量が多いため 足袋人は交通警備員として頑張ってきました。
(これも仕事です。)
実は4人も上がったら引っ付きすぎて仕事にならなかったのも事実なんですが。

dsc02000.JPG (ガンガンめくっていきます。)

またしても秒殺。
露盤を持ち帰り 会社で原寸を板に書きこみます。

dsc02014.JPG (正確に写します。)

dsc02015.JPG (同じ寸法で木枠を作製。)

明日以降 現場でこの木枠が活躍します。仮想露盤kunなのです。瓦は焼き物ですから正確に真四角とは限らず 大型になればなるほど狂いが生じます。直角はでてない 一辺の長さがそれぞれ違うなんてことはよくあることなんです。しかし そこそこにできていれば 後は瓦職人が現場でカバーします。瓦の歪みを修正するために この木枠が必要なんですねー。
続きが知りたい方は現場で会いましょう(^^)/

dsc02016.JPG  (軽トラで窯元へ小旅行!)
どんなになって戻ってくるのか楽しみです。

それから・・・
今日 足袋人の親方が香川県に来ると 連絡あり。
突然でしたけど 勿論現場あけてお迎えに行ってきました。

dsc02001.JPG dsc02002.JPG 

その人の名は・・・徳舛 敏成先生。京都甍技塾の塾長であり 足袋人もそこの塾生として弟子入りし 修行してきました。塾長は【現代の名工】であり 業界では超有名人。知らない人は申し訳ないけど はっきりいってモグリの瓦職人です。弟子の頃は色々とご迷惑をお掛けしましたが 地元に戻ってからは普通に接してもらえ 足袋人 いつも恐縮してます。おまけにカメラに向かって笑顔までしていただき 私のほうが顔引きつりまくりでした。塾長のバイク ナビ付きでした(☆∇☆)塾長との出会いがなければ今の私は間違いなく存在しません。 この修行時代があったからこそ今の生活があるんだと思います。親方はいつまでたっても親方なのです。わずか1時間たらずの再会でしたが 妙に気合の入った足袋人でした。

シェアする

フォローする

コメント

  1. 瓦人 より:

    先生がいま流行りの「チョイ悪親父」に見えるのは瓦人だけでしょうか(笑)
    それにしても小さいほど技術に差が出る瓦屋根・・・。一人前に隅が反ってるし、棟の反り具合いも含め、露盤とのバランスが楽しみですね。
    一つの‘作品’を期待する瓦人です。

  2. 塾長へのコメントは控えます^^;
    このお堂、小さいのが曲者なんですねー。
    露盤の形状も微妙です。
    ここの施工は2号に全面的に任せてあります。
    こんな感じにしたい、とイメージを伝え、やり方は2つある、と施工法まで言ってあります。あとは2号の感性です。
    なるべく口を出さないようにしたいけど、かなり気になる・・・。