瓦の修理【甍屋バージョン 編】

本日は朝から屋根修理に行ってきました。
先日 瓦を一部だけめくってた現場なんですが 今日行ってみると・・・

dsc02163.JPG (ベランダがドーン!)

屋根を切り裂くかのごとく ベランダの下地ができていました。

dsc02162.JPG (右に2号 左に3号。)

屋根上の居場所が少ないため それぞれが一面ずつ担当することにしました。私は地上から指示!と言えば表向きは格好いいですが 下からの材料あげ係となりました(^^);

昔ながらの土葺きの屋根でしたが 甍屋は空葺きをします。
(たまになじみ土を入れる時もありますが。)

dsc02166.JPG (こんな感じです。奥は元の土葺き。)

高さが合わないだろーと言われる方もいらっしゃいますがご心配なく!

dsc02164.JPG (瓦を引っ掛ける桟木。)

厚さの違う木をあらかじめ段取りしてます。
現場対応で色んな高さの木を使い分け 時にはダブルで打つことも。
これで瓦も全数釘留め!穴のない瓦もドリルで穴をあけ意地でも留めます。

dsc02180.JPG (完成!)

どうです??

元の土を入れた瓦と違和感なく馴染んでいるでしょう♪♪

シェアする

フォローする

コメント

  1. 瓦人 より:

    ほ~ぅ、さすがです。
    やはりこういうところでプロとセミプロ(プロもどき)の差がでますね。
    何気に地割も合わせてそうですし。

    讃岐では引っ掛け桟葺き&馴染み土工法はけっこう身近なんですね。
    風評もあり、‘屋根土’と聞いただけでその大事な意味も分からないまま敬遠する施主さんが多いなか、やはり讃岐の家はすごいと思います。
    施主さんも「瓦」の家に自信と誇りを持っているんですね。

    そんな自信と誇りの「期待」に見事に応える職人さんは尊敬に値します。

  2. おはようございます。
    修理なんかは土葺きのほうが全然はやいんですが 直後から色んな業者の人がのることも考えられるので 桟木で高さあわせておく方が安全なんです。
    後々のことを考えるのも職人の仕事だと思います。