瓦葺きの技能大会が現在長野県で開催されております。
その名も〝全瓦連技能グランプリ２０１２長野大会〟
足袋人がグランプリに出場したのは一級技能士に合格してすぐの年でしたのでもう１１年も前の事になります。この間にも数多くの兄弟弟子が出場し相当数の入賞者を輩出。日本一に輝いた仲間も出ました。
今回・・・修行時代に足袋人と同期だった（同年に弟子入りした）仲間が重い腰を上げてやっと出るということだったので是が非でも応援に行く予定にしておりましたが地元の行事とまともにかちあってしまった為に行くのを諦めました。毎年のことながらこの時期は何かと忙しくて仕方ありませんね；
本日は取引先様の新築完成見学会の受付業務。強風吹き荒れる中 任務をやってまいりました。
明日も別の所で同じく新築完成見学会のお手伝いが待っています。仲間の事が頭から離れませんが・・・きっとやりあげてきてくれることでしょう☆
技能競技大会というのは想像以上のチカラを要します。
同業者の視線との闘い。
これはあの場に立ったものでしか分かり得ない緊張感があります。足袋人も初っ端は手が震えました。集中はしているものの頭の中ではずっと色々なことがよぎっています。ここで勝ったらどうなるのか？諦めたらどうなるのか？俺は勝てるのか？それとも・・・？
回想してみると本当のところ自分との闘いだったんです。
限られた時間の中でどこまで手を入れるのか。ペース配分はどうなんだ？間に合うのか？
雑念を振り払う事ができなかった足袋人は勝負に負けてしまいましたがあの舞台に立ったことがその後の人生に生きているような気がします。
明日の今頃には肩の荷が下りたであろう仲間の笑顔が目に浮かびます♪
