選んで良かったと思われる為に

梅雨時期にはもってこいの仕事が瓦の加工仕事(合端)です。現場合わせの寸法切りが主流の中 あくまで事前の手作業に拘ります。瓦のクセを見極めながら通しナンバーを付けていき現場でもその通りに納めます。現在も雨の日・早仕舞いになった日にはひたすらやってます。
屋根面毎にアルファベットで振り分け。
これは・・・
C面の左角からの合端。120610blog-4.JPG 角をいじめています。
120610blog-2.JPG 水糸の位置がいつもとは違いますが・・・
さて・・・この軒瓦は何でしょう?!
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経験のある職人さんならもうお分かりですね♪
120610blog-3.JPG 〝鎌軒〟でした。
地元・讃岐の古い民家では数多く使われていたこの〝鎌軒〟瓦。
〝一文字軒〟瓦と共に手間を要するが故 使用する屋根も目減りしてきました。見た目の上品さから言えば非常にウケの良い瓦だと思ってしまうのですが多分それは瓦屋目線での贔屓目であり走る・飛ばす仕事を得意とする屋根職人から見れば面倒くさいに決まっています。瓦をただ並べているだけの職人との差別化という意味でも甍屋にとっては持って来いの仕事なのです。
ウチは 120610blog-5.JPG120610blog-6.JPG ここに糸張り。
〝一文字軒〟瓦とは一味違う表情を魅せてくれるはず☆
120610blog-7.JPG あと一日分残っています。
現場は来月から入る予定なのでまだ余裕。
袖もあるけど 120610blog.JPG 何とかなる予定(笑)
この前に着工する〝一文字軒〟瓦の合端ができていないのが気になってるくらいかなー(爆)

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