松平家の菩提寺でした

 お盆中も待ったなしでやってましたが雨の多さにやられてしまい思いの他長期戦となった現場。お寺の修繕工事が無事に終了しました。

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まずは解体中から。

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明らかに葺き土が多過ぎる施工。
平瓦の下もそうですが丸瓦の中にも完全に入れ過ぎでした。
【廻る水の縁を切る】。。。これ大事です。
本葺き施工の基本的なことですが丸瓦の土を下地の土と密着させてはいけません。
現在の施工法では土ではなく漆喰を使用しますが理屈は同じ。
多すぎず少なすぎず漆喰を置くことで雨水が廻らないようにします。

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やるからにはとことんやります。
再使用する瓦は綺麗に洗濯。

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ただでさえ降り棟は雨水の浸入が多い箇所です。切断した瓦を利用して万が一雨水が入ってもスムーズに棟下を抜く通路を確保してあげます。

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鳥衾瓦は再使用し衾瓦だけは新しい瓦と交換。

140819blog (1) 綺麗になりました☆☆☆

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