重量論

屋根材を重量で判断される方がいます

瓦は重い
それに比べ板金等の新建材は軽い

果たしてそれだけで材料を選択しても良いのでしょうか

屋根が重いとそれに伴って柱の太さを考慮したり壁の量を増やす必要があるのは当然ですがでは軽ければ良いのかというとそうでもありません

昨日の強風で被害が出たのはトタン屋根等の軽い材料の飛散が大半でした
飛んだ先に瓦屋根がありトタン屋根が衝突した衝撃で瓦が割れた屋根もありました

軽い屋根材を使用する場合は瓦屋根以上に留め付けを慎重に行わないと簡単に飛んでいく事を忘れてはいけません

こちらはスレート屋根の棟板金だけが飛散
被害状況を見ながら何が良くて何が悪いのかを知る一つの判断材料になります

重いのが本当に駄目なら住宅の何倍もの瓦が揚がっている社寺の屋根が真っ先に落下するはず
しかしながら現実はそうでもありません
TOP(頭)の重さでバランスを保つことも考えれますよね

これから先に向き合っていく工事に対し色々と考えさせられます

今日は現調をしながら修理も同時進行
明日も同じような行動となります

シェアする

フォローする