脱・ローコスト

観音寺市の修繕現場です
あっぱれな装飾瓦の数々

屋根の仕様に拘って家造りをされているのは有難いことです
ローコスト化に拍車がかかる昨今においてここまで豪華な家を望むのも難しい問題です

よく耳に挟むのが。。。
・家は自分の代だけ
・一代だけ持てば良い

未来の考えをもってして家造りをされる方もそうはいないと思いますが現実問題そんな家が圧倒的に数多く建っています
残念ながらデザイン重視のお洒落感に気も心も奪われるのは今の時代の象徴です

こちらのお宅では降り鬼瓦落下の修理依頼でした留め付け線の選択不良であったり設置方法の間違いだったりで結構見かけるこの状態
部分的ではありますがこの機会にキッチリと直します
被覆銅線を使用し隅木に廻しますここまで出来ればあとは剥いだ順序で葺き戻していきます 豪華な家であろうとも施工に問題があると後々不必要な修理が発生することもあります
家選び 業者選び 職人選び
一般の方ではなかなか見抜けない盲点だらけの世の中です

個人が持つ雰囲気 印象 風貌 話し方 身なりなどで選ばれたりそうでなかったりもしますがそれとその人が作り出す仕事 仕上がりはまた別問題だったりもします
選ばれるだけの努力をまずやっていかないとその土俵にも上がれません
自己研鑽あるのみです

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コメント

  1. 陶器瓦 より:

    コメント失礼します。
    いつもブログ拝見させて頂いてます。とても勉強になり学ばせていただいてます。
    一つ質問ですが、何故ステンレス線じゃなくて銅線ですか? ステンレス線は断線の可能性ありですか?

    • 陶器瓦さん

      コメントありがとうございます。
      ステンレス線と被覆銅線の両刀使いでしたが最近は足場線以外はもっぱら被覆銅線派です。お察しの通りステンレス線を使用して断線したことがあるという単純明快な理由からです。専門家ではないのでどちらが強くて長持ちするかは分かりませんが実際の経験をもとに全てを判断しております。谷類はステンレス製を選びます。GL製は錆びを経験しました。以上参考までにしてください。

  2. 陶器瓦 より:

    お忙しい中返信ありがとうございました。とても勉強になりました。
    引き続きブログ楽しみに拝見させて頂きます。