観音寺市豊浜町の鬼瓦・修繕現場です
まずは隅鬼より
かなりな角度の前傾姿勢
今にも前に飛び出しそうです
隅鬼瓦の留め付け用銅線が朽ちていました
隅棟の片側だけを解体し筋結線を出し直し
あとは積み戻して完成です
続いて降り鬼
側面に隙間が生じこちらも緩んでいるのが確認できます海に近い場所でよく見かけるこの劣化跡
潮でやられています
鬼の内側にある竜頭(りゅうず)も溶けています
目に見えない潮のチカラは恐ろしく強いのです筋結線を出し直し足元と正面の2点で留め直します これで完成です
塩害地というワードをよく耳にします
ステンレスが溶けるとまで言われる海際では一体何が有効なのか
その選択肢は非常に難しく厄介でもあります
何かしらのメンテナンスを施し続けることで家の寿命を延ばすこと
これしかありません
最近は『鬼滅の刃』人気にあやかって鬼瓦をPRしていこうみたいな空気が瓦業界にあります
あやかれると良いですねぇ