先日のこと。
携帯にポンと送られてきた数枚の写真。


見ると、塀の上の瓦が割れておる。
「外部足場を組んだ時に割れてしもて……」とのこと。
赤印がついとるけど、これだけじゃ正味、情報が足りんのです。
「寸法、計ってもらえますか?」
そうお願いして送り返されてきた写真を見て、思わず苦笑い。…
長さは分かるけど、幅がさっぱり分からん(笑)。
現場は高松市内。
「ちょっと見に行ってくるわ」で済む距離でもないので、会社にストックしてある小さめの「紐丸瓦(ひもまるかわら)」をいくつか車に積んで、そのまま現場へ向かいました。
現場に着いて、持参した瓦をあてがってみる。
……合わん。
高さも、丸の直径も、しっくりこん。
持ってきたやつが一回り大きかった。
「会社に戻って探せばあるか?」と言えば、このサイズの在庫はない。
となると、選ぶ道はひとつ。
いま手元にある瓦を、現場で加工して納めるしかない。
まずは瓦の下端(したば)をサンダーで削る。 
こうすると高さが下がる。
同時に、削れば削るほど丸の直径もほんの少し小さくなっていく。
一石二鳥に見えるけど、削りすぎたら二度と元には戻らん一発勝負。
mm単位で様子を見ながら、慎重に刃を当てていきます。
高さを合わせたところで、もう一度あてがってみる。
……うん、あと一息で噛み合いそう。
ここからは交換用の瓦じゃなく、元から付いとる既存の瓦のほうを、ほんの少しだけ「イジメ」ます(加工すること)。
角をほんのコンマ何ミリ削って、滑り込ませる。
……よしっ、キター!
ぴたっと吸い付くように納まりました。
残りの2箇所も同じように手を入れて、無事に交換完了。


たかが3枚、されど3枚。
パッと見は「ただ入れ替えただけ」に見えるかもしれんけど、加工なしでは口を割ってくれんかった現場。
車に乗り込んだ瞬間、思わず小さくガッツポーズが出ました。
実を言うと、瓦にはJIS規格があるものの、昔の窯元さんが独自で作った寸法の瓦も世の中には山ほど残っとります。 「いつかこういう現場で役に立つかもしれん」と思って、一時は珍しい形の瓦を山のように会社に溜め込んでいました。
数年前に大型ダンプを入れて泣く泣く全部処分したんやけど……
やっぱり現場でこういう目にあうと、「あの時置いておけば」って後悔する(笑)。
というわけで、最近またコツコツ集め始めています。
【今回の施工まとめ】
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現場: 高松市前田東町
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作業: 塀瓦の破損部交換(紐丸瓦・バラバラで3箇所)
※他のお宅で過去に行った瓦補修や漆喰工事の様子は 三豊市・観音寺市施工事例一覧でも詳しくご紹介しています。
屋根の修理代と、費用のお話
お電話でよく「だいたい幾らくらいかかるかいの?」と聞かれます。
正直に言ってしまうと、屋根の傷み方は一軒一軒ぜんぶ違います。
実際に上に登って手を触れてみないことには、適当な見積もりなんて出せんのです。
とはいえ、見当もつかんまま電話するのは不安だと思うので、目安だけ置いておきますね。
・小さな修理(瓦の差し替えや部分補修など): 数万円〜10万円ほど
・中規模な修理(部分的な下地補修や葺き直しなど): 10万円〜50万円ほど
・全体的な工事(屋根全体の葺き替えなど): 50万円〜100万円以上
「見積もりを頼んだら、強引に高い工事を勧められるんちゃうか……」 そんな心配は、一切いりません。
甍屋(いらかや)は、現場を見て「今、本当に直すべきところ」しかお伝えしません。いらん工事を売りつけるような野暮な真似はしませんので、「今のうちの屋根、どうなっとるやろ?」と確かめる道具として、私を呼び出してもらえたらそれで十分です。
どんな小さな「困った」でも構いません
「瓦が1枚ずれてる気がする」 「雨漏りかどうか分からんけど、念のため見てほしい」
そんな些細なことで電話をかけてもろても、迷惑なんてこれっぽっちも思いません。
難しい専門用語は使わずに、写真を見せながら分かりやすく説明します。
私たちは三豊市を中心に、香川全域の屋根を守っとる地元の屋根屋です。目の前のお困りごとに、ひとつひとつ丁寧に向き合っていきます。
【お電話でご相談の方】
「ブログを見たんやけど、ちょっと屋根を見てほしくて」とお伝えください。
電話番号: 0875-56-2166
※私(足袋人)が直接出ます。
高所作業中などで出られない場合は、確認次第すぐに折り返します。
【気軽に相談したい方(24時間受付)】
「いきなり電話するのは緊張する」
「まずは気になる場所だけ見てほしい」という方は、メールフォームからお気軽にお送りください。
メールでのご相談は こちらからどうぞ