内容で勝負 2012/10/4 現場日記 目まぐるしく現場の段取りが変わりまだ先の予定だった現場が繰り上げに。 急遽・・・ 今日から着工です。 屋根の葺き替えと樋・庇等の交換工事となります。外部足場がどうしても手が取れず間に合いませんでしたが安全第一作業でできるところからスタートしました。 この現場。。。葺き替え依頼から半年が経過。 ずっと養生だけで待ってもらっていましたがここに来てまさかの他社からの相見積り;驚きの破格値が提示されているとのことでした。仕様が不確定なお施主様直の工事の時によくあるパターンです。話せば分かってもらえるのですが相手は建築に関しては素人同然ですので根気よく事細かい説明をすることが必須となります。 下葺材の選定に始まり・・・ 桟木の大きさ・種類・防腐処理の有無。 各部位における瓦の種類・鬼瓦の選択。 釘の種類・形状。 棟の積み方・葺き土or南蛮漆喰積み・棟金具の有・緊結方法。 これらの捉え方が違えば金額に差が出るのは当然のこととなります。 【甍屋】の見積り内容は基本的にできること全て・知ってること全てを出しきるMAXタイプの見積もりが標準。結果として一番失礼のない見積書となります。 お施主様にとっても我々工事する側にとっても長い間で一番安心のできるやり方をおすすめするのがプロとしての礼儀です。 待って頂いた上に相見積りということで一旦はお断りした工事ではありましたが寛大に御理解を頂き仕様も一部変更。それでもまだウチの方が高いということではありましたがその辺は人間関係・信頼の元で有り難く指名を頂戴いたしました☆ 条件としてはすぐに着工; 少々足元を見られた感はありますが。。。 まぁこれくらいは男の意地でやりあげますよ↗ 時には価格重視の時も当然起こりえる部分ではありますがあくまでも内容で勝負したいと考えています。