みなさん、おはようございます。
こんにちは。
あるいは、こんばんは。
足袋人(たびびと)です。
今日は、最近回ってきた三豊市内の修理現場のお話をお届けします。
「屋根の修理」と言われても、みんながみんな「家を長持ちさせるために何百万、何十万もかけてしっかり直したい」わけじゃないですよね。
住む人がいなくなったご実家だったり、あと何年持つかでいい現場だったり。
一人ひとり、事情も懐具合もぜんぜん違います。
だからこそ私たちは、「一番いい工事」じゃなくて「その人にとって一番ちょうどいい直し方」を一緒にお手伝いしたいと思って現場に立っています。
1. 三豊市山本町:14年ぶりの再会と、住まん家を守る選択
「棟の瓦が割れたきん、簡単に直してほしい」
写真付きのメールを下さったのは、東京にお住まいのお客様。
現地に着いて屋根を見上げた瞬間、ハッと記憶がよみがえりました。
「あ、ここ……14年前にうちで部分的に瓦葺き替えさせてもらったお家だ」

あの年はめいっぱい寒さが厳しくて、凍えながら古い瓦を剥ぐったなぁ……なんて、当時の空気まで思い出しました。
覚えていてくれて、また声をかけてくれた。
これほど職人冥利に尽きることはありません。
今回修理するのは、その奥にある2階建ての風情ある屋根。
立ち会ってくれたのは、神戸から駆けつけてくださったお兄様(メールをくれたのは弟様)でした。
現在は空き家だそうです。
棟(むね)の瓦が落ちたわけではなく、表面がペロッと割れて剥がれ落ちた状態。
お客様が選ばれたのは、新しい瓦に差し替える本格的な工事ではなく、表面を固める一番費用を抑えた簡易メンテナンスでした。
正直に言います。
これが「これからも30年長く住み続ける家」なら、私は「ちゃんと組み直しましょう」とお伝えします。
だけど、今は誰も住んでいないお家。これからどうするかも決まっていないのに、大金をかけて修理するのはお客様にとって本当に正解と言えるだろうか?
「住んでないんだったら、雨漏りさえ防げれば今はこれで十分ですよ」
そうお伝えして、南蛮漆喰(なんばんしっくい)を奥までぎゅっと詰め込み…
ほぼ表面が乾いたタイミングを見計らってコーキング防水を施しました。
「これって正式な修理なん?」って言われたら、100点満点の施工ではないかもしれません。 しかしながら、「無駄なお金をかけさせない」「今ある不安をきっちり取り除く」という意味では、これ以上の正解はないと思ってます。
2. 三豊市豊中町:小さなスキマも見逃さない
お次は豊中町へ。
「隅面戸瓦(すみめんどかわら)」という、隅棟(すみむね)の隙間を埋める小さな瓦が外れてしまったというご相談です。
小さなコテを使って、狭い奥までしっかり南蛮漆喰を送り込みます。
仕上げにコーキングを少々添えて、しっかりと固定。
見落としそうな小さな隙間でも、そこから雨が吹き込めば次の台風で周りの瓦まで引っ張られてしまう。 これで一安心です。
3. 三豊市高瀬町:軒先はごまかしたらイカン
続いて高瀬町での瓦差し替え作業。
屋根の途中にある瓦なら、すっと差し替えて接着するだけでも十分持つんですが……今回は「軒先(のきさき)」の瓦でした。
軒先は、風のあおりを受けやすい場所。
ここをごまかして差し込むだけで済ませると、数年後の台風で飛んでいく危険があります。
面倒でも上の瓦を一旦剥ぐり、新しい軒瓦を下地にガッチリ固定。

見えなくなる場所こそ、誠実な修理を心がけています。
4. 三豊市高瀬町:姿を消した「棟巴(むねともえ)」を探して
最後も高瀬町。
「屋根の端っこの瓦が無くなっとる!」とお電話をいただきました。
見に行くと、鬼瓦の前に座っているはずの「棟巴瓦(むねともえかわら)」が綺麗さっぱり消えている。 
たぶん強い風で飛んで行ってしまったんでしょう。よく気付かれました。
今回のケースでは屋根全体を解体する必要はありません。 正面から新しい棟巴瓦をすっと滑り込ませます。

ただし、二度と飛んでいかないようにすることが不可欠。
瓦の背中に小さな穴をあけ、銅線で奥の構造とガッチリ縛り上げました。
これで強い風が吹いても、びくともしません。
今日のまとめ
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三豊市山本町(OB様宅): 住まないお家に無駄な費用をかけない、棟瓦の簡易防水補修
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三豊市豊中町: 台風被害を防ぐ、隅面戸瓦の再設置
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三豊市高瀬町: 風で飛ばされないための、軒先瓦のガッチリ交換
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三豊市高瀬町: 再度の飛散を防ぐ、棟巴瓦の穴あけ・銅線固定
当社の仕事は、「高い工事を売ること」じゃありません。
目の前で困っているお施主さんの不安を、一つずつ消していくことです。
「他のお家はどんな直し方しとんかいの?」と気になった方は、三豊市・観音寺市施工事例一覧に写真つきで載せています。
同じような痛みに悩んでいる方は、覗いてみてください。
お問い合わせ窓口
・「こんな小さなこと、頼んでもええんかいの?」
・「まだ直すかどうかも決めてないんやけど…」
ぜんぜん気にしなくて大丈夫ですよ。
電話番号: 0875-56-2166
お電話には、営業マンではなく、屋根に登っている職人でありオーナーの私(足袋人)が直接出ます。
だから、「今すぐ契約してください」みたいな営業は絶対にしませんし、できません(笑)
※高所作業中や工事の音で、すぐにお電話に出られないことがあります。その時は、作業が落ち着き次第こちらから折り返しますので、少しだけ待っていてくださいね。
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不安を抱えたまま過ごすのが一番体によくないです。
まずは親戚の知人に相談するくらいの気持ちで、声を出してみてくださいね。