待ってましたとばかりに例の難所の確認に。
2階からの雨水は きちんと左右にわかれて流れているようです。時間をかけた甲斐がありました。パッと見は普通に棟積みしてますが内部で小細工しています。
バッチ・グー!
隅棟と水切の高さもドンピシャ。バッチ・グーグー!
さぁ 雨降り用に残しておいたところでもやりますか?
ここなら濡れません。こういう仕事を晴れた日にやるのはもったいなくて結構最後まで残っています。”足袋人”は玄関鬼の合端をすることにしました。
が・・・向かって右の足!えらい歪んでませんか;
大型の焼き物ゆえのネジレかな?さすがにここは直せません。
そのうち今日のメイン・イベント(?)のランチ・タイーム(^∇^)
今日は『かやくうどん』の大盛りで。
一滴も残さずお汁まで飲み干すのが店主への礼儀。その後のお腹がタプタプいうのがまた快感。しめて380円!何か得した気分です。
その後寒くなってきたのでみんなで撤収。合端部屋(あいばべや)こと
【甍屋第2支店】に集合し一文字瓦の合端作業に取り掛かることにしました。
台を正確に設置します。この一文字瓦はちょい尻ばね系やね。
角の下端の修正から始めます。ダイヤモンド・シェーバーでゴシゴシ。
一発切りでそこそこいけるかなと思いましたが一文字瓦の下端も若干修正が必要みたいです・・・(--;
こういう仕事も昔は全て現場でやってました。これだけ手間がかかるんです!というのを見せる意味合いと技量をさらけだす為です。20代半ばから職長としてやってきましたが 何せ見た目が若くてお施主様・工務店からこいつは心配ないのかーという熱視線(明らかに疑いの目)を感じたためです。あまり埃・騒音を出しても近隣に迷惑がかかるので最近は90%は予め合端していくことにしましたが。残りの10%を見てくれーと言わんばかりに現場で加工します。
いやらしい考えですいません(^^);
明日も天気が悪いみたいなので休みにしようかな・・・(^^)/
コメント
この水切り・・・パッと見、普通ぅ~に降り棟ぐらいありますや~ん。
ケタちがい!!のしに紐が埋まり込んでるみたいですね(笑)
それにしても一文字の合端、これぞ職人!!
こういう姿を理解してもらい、ヘタな価格競争からの脱却への
リーダーシップ・・・お願いします。工事業にも製造業にもメリット!!
瓦人さん 水切りというよりもう棟積みの世界ですよ。
もうこの現場だけで半年分くらいの紐のしを触りました。
一文字もみんな機械切りして少しシェーバーかけて終わりみたいな感じの仕事が多くて・・・ホント情けないですね。
そういう技術は残していかないといけないのにみんな全然わかってないです。まずはこの世から一文字カッターを無くすことから始めましょう。
瓦人さんにこの役目は任せます^^/