風鈴作製の依頼があったのは7月半ば。
風鈴というよりも小型の梵鐘といったイメージを聞いていたためなかなか思うような形にならず完成が9月にまで伸びてしまった。
そしてできたのがコレ。
風流さをだしたデザイン的なものをよし!として・・・くだされた結果は・・・
却下!全然アカン!!
一喝された。
風鈴としての第一条件は何か?そう デザインよりも音色なのである。
3度目の挑戦でこの形に至ったわけだが確かに音色に限界があったのも事実である。瓦職人としてはどうしても瓦の出来栄えに力が入ってしまう現実が ユーザーの求める視点とかけ離れてしまった瞬間をまともに食らってしまった。
商品として納入しようとした足袋人はまだまだ青臭く情けないし恥ずかしい。
今回本当にいい勉強をさせてもらった。
授業料をこちらが払わなくてはいけないほどだ。
先方に気に入ってもらえるものを提案できるよう何度でも作り直す勇気がなくてはモノ作りなんてできない。ただし納期は必要であり慌てるといいことは起きない。
屋根工事に関して文句を言われれば何度でもサービスでやり直す気持ちは持っている。
販売も同じ気持ちで取り組まないととつくづく思った。
コメント
風鈴かぁ。
うちは赤穂鉄の火箸風鈴です。
あの音色が堪りません。
明日おじゃましまぁす
しーのちちさん。
今日は念願叶っておめでとう。
いかがでした?
また案内します。
やっぱり風鈴は音色ですね。
今回のオーダーは厳しいものでした。
今後の課題としていい経験でした。