急勾配の神社 完成しました。
写真で見るとそんなにきつく見えませんが 結構 足痛いです。
勾配慣れしている瓦職人の足が痛くなるのはすごくマレなんです。
(年齢のせいかも;)
最初の計画では鬼瓦も新品で棟積みは割のし5段ということだったのですが どうも既存の鬼瓦に思い入れがあるらしい。
「再焼成して再使用しましょう!」
安易に言ったものの 5段では全然格好がつかないことに気付いた時は とき既に遅し(‐θ‐)
どうせやるなら・・・
ということで肌のし2段・割のし5段の年末大出血サービス工事となりました~
(T-T)/
こころなしかピントがにぶいのは涙のせい・・・(そういう訳ではない)
小高い丘の上に存在し俗世間から離れて己の志を守るさまはまさに孤高の建築。やるべきものをやらずに後悔するより やはりやってよかった。後々自分の仕事を見て恥じるようになったら職人引退です。しばし その懐かしささえ覚える原風景を堪能しながら自己陶酔いたしました。
寒くなってきたけど明日もがんばるぞ~!!
コメント
明日も頑張ってください(^^)
感性・・・ですね。さすがです。
アオリを2段出しただけで、古雲頭鬼の輪郭や足の幅とのバランスが見事にマッチです。
やっぱ葺き師もセンスですね。感性の豊かな葺き師さんが葺く屋根は、見る人に感動を与えます。(あっ、本文の最後にもその感性が・・・!!さすがです。)
新緑さん 今日も頑張ってきました。
明日も頑張ります(^^)/
瓦人さん ホント屋根はバランスなんです。
必要以上でももちろん以下でもダメなんです。
どうしてもその一線が譲れなくて サービス工事になってしまうことも多々あります。経営者失格かもしれませんが ワタシは生涯足袋人ですから♪
バランスは人によって違いはありますが 「見る目を養う」・・これ大事な事だと思います。