うちの鬼瓦どこいった?!

こちらは仲多度郡多度津町の屋根修繕依頼現場です
降り鬼瓦(くだりおにがわら)が行方不明状態です
お客様曰く…
ある日突然屋根から降ってきたとか

雨や雪じゃあるまいし…
『降り鬼』と文字に記すと『降』が入りますが決して降って良いものではありませんよね

まずは周辺を解体撤去
軟弱な細い銅線が何本か筋結用に設置されていましたが切れてしまってはどうしようもありません
しかも桟瓦のど真ん中に穴を空けて器用に銅線が出ていました
降り棟は雨水が入っても抜け出るような細工をして納めるのが基本的な考え方なのでこれはいささかタブーな施工とも言えます
隅木(すみぎ)あるいは垂木(たるき)などに巻き付けて抜け落ちないように筋結銅線を設置周辺の桟瓦を葺き戻しその上下の重なりの隙間から銅線を出し鬼瓦を留め付けます解体していた棟瓦も積み戻します
これで鬼瓦設置工事の完成です

甍屋のある地元・三豊市内はもちろんですが仲多度郡多度津町内もコンスタントに修繕依頼が入るエリア
口コミだけで次々と業務をいただくことができて本当にありがたい地域です

ではでは。。。

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