先日一本の電話がありました。
甍屋参加のイベントに来てくれた方から ある瓦に興味を持ったとの連絡でした。質問に返答していたのですが内容が面白そうだったので自宅訪問することに。
某大手建設会社の重役さんのご自宅でした。
何気に敷瓦を使用しているではありませんか。お目が高い!
玄関先に置かれているブツが今回の主役。
瓦の釘穴を開けるときにできるこの粒々たち。
業界では【目くそ】と呼ばれあまり注目されなかったこの代物たちにもやっと陽のあたる場所が見つかりました。
今回ここのご令嬢様(小学生)の夏休みの自由研究の題材に採りあげられ その説明を兼ねての足袋人への連絡だったわけです。すでに学校には提出済みであり一大ムーブメントを起こしているとかいないとか。
あまりにもすくすく育つ植物もさることながら この瓦の持つ神秘性・質感・風合いその全てが現代的モダンアートでありエコの時代にもマッチした優れもの。
『次の機会にでも2トンに1車段取りしましょうか?』
『少し多いかしら?1トンでいいわ!』
そんな会話が出るのもそう遠い話ではないかも知れませんね。
昔からあるモノでまだまだ隠れた名品あるかもよ。
写真も見方で雰囲気が変わるように・・・。